Y&Galleryは現代アートを専門とする山形県で唯一のコマーシャルギャラリーとして、地方でも優れた作品と出会える場所であり続けたいと考えています。もっと気軽にアートに接して気に入った作品を家に飾る。そんな生活が当たり前になることが未来への一歩だと思うからです。これからも様々な作家のエキシビションを企画しておりますので、お気軽にお立ち寄りください。
4th Regular Exhibition
山口 英夫 HIDEO YAMAKUCHI 個展
「織の記憶 2024AW - Grassland」
会期:2024年10月12日(土) ~ OPEN 9:00〜17:00 土日祝日
Regular Exhibitionとなる今回の「織の記憶」シリーズでは、山口英夫の作品に多く取り上げられている“草原(Grassland)”の作品をピックアップしました。
そして今年のNYFW(ニューヨークファッションウィーク)で9月にニューヨークのSOHOにて展示された写真家ピーター クナップとのコラボレート作品を特別展示として披露いたします。
芝や日常的に目にする雑草は1本1本は細く小さな植物ですが、アーティストの視点で切り取り、それを織物にする。この行為で作られたものが現代アートの作品として完結されています。
ピータークナップの写真は1972年にKENZOのイメージフォトとして撮られた1枚で、草原で戯れる男女の写真が折り畳まれた布で表現されている様子は、風で揺れる草原のような動的なイメージを醸し出しています。
50年以上も前に撮られた写真ですが、これも1つの「記憶」であり、この「記憶」こそが山口英夫のテーマと結びついた作品となっています。
Past Exhibition
Y&Gallery Collection 2024
会期:2024年8月3日(土) ~ 9月8日 (日) OPEN 9:00〜17:00 土日祝日
昨年から今年にかけてY&Galleryで取り上げた作家の作品を「Y&Gallery Collection」として展示します。絵画、写真、版画、エッチング、テキスタイルなど様々な表現やテクニックを一堂にご覧いただき、現代アートの「今」の表現を感じていただければ幸いです。
参加アーティスト(50音順)
アレックス ポーター(ALEX PORTER)
小野 皓一(KOICHI ONO)
林 雅之(MASAYUKI HAYASHI )
本間 寛(HIROSHI HOMMA)
山口 英夫(HIDEO YAMAKUCHI )
湯浅克俊(KATSUTOSHI YUASA)
小野 皓一 個展 『デーメーテールの四季』
会期:2024年6月1日(土) ~ 7月15日(月)
小野皓一は武蔵野美術大学教授を退任後、山形県上山市 に移住。1970年代にベルリンでデビュー以来、半世紀を 超えた論理的思考で硬質かつ緻密な作風は「絵画とは」「作品とは」という本質的な命題を問い続けています。 山形県では初となる個展をY&Galleryで開催いたします。
植物観
林 雅之 個展
Masayuki hayashi Photo Exhibition
会期:2024年4月19日(金) ~ 5月26日(日)
写真家、林雅之がライフワークとして、強く逞しく、優雅に、そして可憐に生きる 植物の姿を捉えた、BLACK&WHITE LivingFlowers nakedtaniku の作品から 構成して展示します。東北では初となる個展をY&Galleryで開催致します。
3nd Regular Exhibition
山口英夫 Hideo Yamakuchi 個展
『織の記憶 2024』
会期:2024年1月2日(火) ~ 4月14日(日)
2024年、最初の展示は3回目のRegular Exhibitionとなる山口英夫の『織の記憶 2024』です。その中で「Plants(植物)」をテーマとした作品を取り揃えました。冬の米沢では草木の芽吹きにはもう少しかかりますが、作品を通して植物たちの息吹を感じていただければ幸いです。
本間 寛 個展
『fluctuation × ユラギ』
Hiroshi Homma Exhibition
会期:2023年10月7日(土)〜12月30日(土)
「L’UOMO VOGUE Italy」「BRUTUS」など、国内外を問わず有名な ファッション誌で活躍してきたフォトグラファー、本間寛。
彼が今取り 組んでいる「湿板写真」は150年以上も前の「写真の原点」と言われ る技法で現代を映し出す作品であり、現代アートとしての評価が高まっ ています。山形県で初となる個展をY&Galleryで開催します。
Alex Porter Exhibition
『Highway out of Civilization』
会期: 2023年7月20日(木) 〜 10月1日(月)
Arcanum Lux
Alex Porter(アレックス ポーター)はヨーロッパで活躍するスイスの現代アーティスト。日本初の個展をY&Galleryで開催します。彼の編み出した「デジタル エッチング」による作品は、まるで写真のような緊張感、わずかな不協和音の法則、 意図的なぼかしが施され、見る者を魅了します。
彼は2022年にスイスのバーゼルを中心に世界各国で開催されたアートの祭典「VOLTA BASEL2022」で、スイスギャラリー協会の代表を務めるギャラリーヴィトリンで個展を開催。また同年の「Art Salon Zurich」へ出展した時にはヨーロッパから世界へ発信されるアートの情報サイト「ART OF MAGAZINE」にも掲載されました。
そしてこの夏8月24日からギャラリーヴィトリンで彼の父親で長年ヨーロッパの写真専門誌「CAMERA」の編集長を務めた故Allan Porter氏との2人展「Allan & Alex Porter展」を開催するなど、今、注目のアーティストです。
alfonatski Exhibition 『CLOSELY』
あるほなつき 個展
会期: 2023年6月17日(土)〜7月17日(月)
Y&Galleryでは2度目となる『あるほなつき』の個展を開催します。男女2人組のユニットで、あるほの写真になつきの筆が 入ることで独特の世界観を醸し出す作風は、年を追うごとに評価が高まっています。
TRONIES 3人の肖像画
石川琢弥、高橋ひかる、伊東柾孝 グループ展
会期: 2023年5月13日(土) 〜 6月12日(月)
山形県在住の若手作家 石川琢弥、高橋ひかる、伊東柾孝 による 企画展を開催します。TRONIES(トローニー)とは16〜17世紀 のオランダ語で「顔」を意味し、特定を意図しない人物画を指す言葉。県内で活動する若い3人のアーティストは独自の肖像画を 通して新たな可能性を切り開こうとしています。
湯浅 克俊 Katsutoshi Yuasa 個展
『時間の鏡』
会期:2023年4月1日(土)~5月11日(木)
Title : The gleam of light which flashes across our
mind from within
湯浅 克俊は現代アートにおける版画作家の第一人者で、国内外の美術館でも個展を開催するなど現在の日本のプリンティングアートを牽引する注目のアーティストです。
平野 千明 Chiaki Hirano 個展
『Modern allegorism Ⅱ (現代の寓話)』
会期:2022年11月3日(木)~11月13日(日)
白と黒の紙をカッターナイフで裁断し、それぞれをアッサンブラージュしていく作品を自身は「切る=空間の創造」と形容しています。紙を切り、まっさらな地平である白紙に図絵を構築していく作業は、ゼロから存在(=イメージ)を生み出すと同時に余白を活かし、それが所在する空間をつくり上げていく行為でもあります。空間に浮かび上がる人物と鑑賞者の対峙によって生まれる、“知覚実験”的な作品を楽しんでください。
石塚由美子 個展
Yumiko Ishizuka 1st Exhibition
『ヘンシン・ピーポー』
2022 年 1 月 8 日(土) 〜 1 月 23 日(日)
2022 年 1 月、Y&Gallery では 石塚由美子の初の個展を開催します。米沢在住の現代アート作家として、現在成長著しい注目株の若手作家です。
alfonatski 2021
KOKAGE KOMOREBI
会期:2021年10月22日(金) ~ 11月14日(日)
時間:土日祝13:00 - 18:00
alfonatski(あるほなつき)は、見えないモノを意識することの大切さをテーマに作品作りを続けています。たとえ見ることが出来なくとも、そこに在ると仮定することにより、感じ、そこから何かを学ぼうとするプロジェクト。山形県在住、注目の2人組アーティストの新作13点を取り揃え、皆様のお越しをお待ちしております。
2nd Regular Exhibition
山口英夫 Hideo Yamakuchi 個展
『織の記憶- Flowers 2021』
会期:2021年8月21日(土) ~ 10月11日(月)
2回目となる山口英夫のレギュラーエキシビション。今回のテーマは「Flowers」。
自身の制作でも多く取り上げられる花の写真を、独自の視点で切りとり織り上げられた作品を揃えました。
織物に新たな「美」の可能性を追求する作品群を、ぜひその目でお確かめください。
平野 千明|Chiaki Hirano 個展
『Modern allegorism(現代の寓話)』
会期:2021年7月20日㈫~8月2日㈪
今回の平野千明 個展『Modern allgorism(現代の寓話)』
紙とカッターナイフで多種多様なものを生み出す。白黒の紙を重ねるという技法を独自で編み出 すことにより、カットアウトの新しい表現方法を確立させている。
世界を冷静に見つめる彼の眼差しは誰よりも鋭くそして優しさに溢れています。本展では8点中6点が新作となっており、彼の最新作をここ山形でどこよりも早く初お披露目となります。
未だかつて誰も目にしていない平野 千明の世界を存分にご堪能下さい。
山口英夫 個展『織の記憶 b&w#』
会期:2021年6月28日㈪~7月15日㈭
今回の山口英夫 個展『織の記憶 b&w#』は、山口英夫の初期から今年の新作までのモノクロームの作品を集めました。近年、現代アートの分野では写真の分野が確立され、モノクローム作品が話題になっています。
山口英夫の作品は一般的に「写真を織る」という点を評価されていますが、「記憶」といったテーマを核としたそれらの作品は、その写真自体の構図や選定なども定評があり、こうして複数の作品を見るとき、オリジナリティーにあふれた視点による独自の世界観を感じることができます。写真というアートへのアプローチを織物という工芸的手法を用いて完成するこれらの作品は、現代アートの要素であるレイヤーへと結びつきます。
『Y&Gallery』ではこれからも定期的にレギュラーエキシビションとして山口英夫の作品を展示していく予定です。今後の企画展にもご期待ください。
『Photos』
会期:2021年4月20日㈫~5月30日㈰
写真が発明されてからわずか200年くらいのこと。
しかし、写真はわずか200年の間に目まぐるしく進歩を遂げてきました。
写真と一口に言っても趣味の日曜写真家の撮る写真から現代アーティストの作品までピンからキリまであります。
日本ではいまだにその技法の性質上枚数を制作できるという理由からコレクターさんが写真を敬遠しがちな方が多いのも事実です。しかし、技術の進歩やその多様性が広がった現在においては、写真は単なる表現技法の一つであり、アーティストにとっては絵の具などのメディアと何ら変わることがない手法の一つになっています。
現に写真作品の中には3億円を超えるものもあり、アート作品としてその価値も認められています。現代において写真と絵画の境目は非常に曖昧で、無意味なことです。
今回ギャラリーのオープンにあたり、オープニングに相応しいものは何かを考えこの写真にテーマを当ててみました。
もちろん日曜写真とは一線を画すギャラリーとして展示するのにふさわしい物ばかりです。
世界中のアーティストによる選りすぐりの作品を堪能していただければと思います。
そして、本物のアート作品とは何かを知るきっかけとなってくれれば嬉しいです。
キュレーター
S&T art 上村哲也
出展作家
Lynn Geesaman (アメリカ)
Katsutoshi Yuasa (日本)
Emma Stibbon (イギリス)
Romeo Vendrame (スイス)
Kon Trubkovich (ロシア)
Hideo Yamakuchi (日本)
Y&Gallery (ワイアンドギャラリー)
A: 山形県米沢市小野川町2458
鷹山堂別館 1F
T: 080-5738 3716
P: 駐車場は、小野川温泉旅館組合 駐車場をご利用ください。
(無料)